先日、僕のような初心者がレーシングゼロを中古で、しかもフリマサイトで購入したことはご報告しました。
とりあえず自分でグリスアップをしてから乗ろうと思い、分解を始めてみると、まずエンドキャップを外すところでハプニング発生!
なんとか無事にエンドキャップを外して、さあここから!
と、思いきや・・・、玉押し調整のボルトが固着している!!
果たして、僕のような初心者がレーシングゼロを無事にグリスアップ出来たのでしょうか?
玉押し調整ボルトが緩まない!
固着して緩まなくなったのはこの部分です!
まず、YouTubeでグリスアップのための分解手順を勉強してからやっていたのですが、動画内では皆さん、ここのボルトは簡単に緩めていたんですよ。
なので、僕も軽く緩められるものだとおもっていました。
この部分は2.5㎜のアーレンキーを使用するのですが、手持ちの100均のアーレンキーを使ってみました。何せ、動画で見ていた感じでは、そんなに力をかけて回していなかったので、100均のもので十分だろうと・・・
ところが、ぜんっぜん緩まない!
固着してしまっています!
しかも100均のアーレンキーで力を掛けたので、アーレンキーごと少しなめそうになってしまい、あわてて中止しました。
これは、きっと100均のアーレンキーの問題だろうと、急遽もう少し力を掛けられそうな2.5㎜のアーレンキーをAmazonで購入しました。
2.5㎜アーレンキーを購入して再挑戦!
さて、アーレンキーも丈夫なものを購入して、これでやって緩めることが出来るぞ!
それでは・・・、おりゃ!
・・・・、緩まない w(゚Д゚)w
2.5㎜の小さな六角なので、さすがにこれ以上力をかけるのは、ボルト側がなめてしまいそうで力はかけられない。
しょうがないので、オイルスプレーを吹いてみることにしました。
オイルスプレーを浸透させて再挑戦!
この玉押し調整ボルトが緩まなくなって、オイルスプレーを吹いているところは見たことがありません。
本当はスプレーしないほうが良いのでしょうけど、緩まないのでしょうがない。
固着しているボルトにオイルスプレーをシュッとやって、しばらく放置・・・。
その後、再度挑戦してみると・・・
やっと緩んだ!! (‾◡◝)
もう安堵ですよね。
このまま緩まなかったらどうしようかと思いましたよ。
そのまま無事に分解を進めていったのですが、フリマサイトで購入した中古のレーシングゼロでしたが、グリスアップの必要ないんじゃないかと思うくらい綺麗でした。
フロント側ですので、こんなもんですかね。
パーツクリーナーで古いグリスを除去して、新しいグリスをつけて戻して完成!
なぜ玉押し調整ボルトは緩まなかった?
前オーナーの方の話では、このレーシングゼロは「あまり乗っていなくて、しばらく倉庫で保管してあったもの」とのこと。
そのため、何年か使われず放置されていたことで固着してしまったんでしょうかねぇ?
とりあえず今回の教訓としては、「小さい六角ボルトに対して100均のアーレンキーを使うな!」ということ。
100均のアーレンキーは、精度、強度ともにイマイチです。
ある程度大きさのある部分のアーレンキーであれば、力をかけても大丈夫でしょう。
しかし小さなボルトだと、精度と強度が大事になってきます。
そのため、100均のアーレンキーを使用すると、最悪の場合ボルトの頭がなめてしまい緩められなくなってしまう場合があります。
もし、この記事をお読みの方で、これからレーシングゼロのオーバーホールをしようとしている方がいましたら、「少し良い2.5㎜のアーレンキー」を用意しておくことをオススメします。