自転車に乗られている方にとって、チェーンの定期的な洗浄は必須!
チェーンが汚れてギトギトになっていたり、錆びてしまっていると本来のスムーズな動きが失われてしまい、快適な走行が出来なくなってしまいます。
理想としては、チェーンクリーナーを使用するのがベストです!
チェーンクリーナーであれば、ブラシを使いチェーンの表面から内部までしっかり洗浄出来ます。
しかし、デメリットもあります。少々お高いんですよね・・・
こういった良く使うケミカルは、もうちょっと値段を抑えてメンテナンスしたいというのが正直なところ。
そこで僕は、もっと安価なパーツクリーナーをチェーン洗浄に使用しております。
上のリンクにある「ワコーズのチェーンクリーナー」ですと、amazonにて330mlで1815円となっております(2022年10月現在)
しかしパーツクリーナーなら、ものによって多少の値段差はありますが、約1/3のコストで洗浄が出来ます!
私が使用しているのは、AZのパーツクリーナーです。
本記事では、パーツクリーナーを使用したチェーン洗浄の仕方を、実際の写真を交えて解説します。
また、パーツクリーナーを使用したチェーン洗浄には、メリット・デメリットがありますので、そちらもあわせて解説します。
パーツクリーナーを使用したチェーン洗浄の実際
では、実際にパーツクリーナーを使用してチェーン洗浄をしてみましょう。
汚れの確認
まずは汚れているチェーンを確認します。
なかなか汚れていますね~
僕のシマノのチェーンですが、これだけ汚れていると汚れが抵抗となって快適に走れなくなってしまいます。
チェーン洗浄
パーツクリーナーを使用したチェーン洗浄は、とても簡単です。
単純にパーツクリーナーを吹き付けながら、ウェスなどで汚れを拭き取ります。
今回は、さらに手軽にウェスではなくキッチンペーパーで実施しています。
ちなみにキッチンペーパーを使う場合は、破れにくいタイプを使いましょう。
チェーンが引っかかり、すぐにボロボロになってしまいます。
また、「SCOTTのショップタオル」もウェスとしては、比較的安価で使いやすいです。
その様子は別記事にまとめています。
ポイント①
パーツクリーナーが塗装面につかないように注意しましょう!パーツクリーナーには塗装を傷めてしまう成分が入っています。少し付着したくらいなら大丈夫ですが、毎回塗装部分に飛び散っているのは、あまりよろしくありません。
また、パーツクリーナーを使用して出てきた汚れが地面に落ちると、地面が恐ろしく汚れます。
特に白いコンクリートに汚れが落ちると、全っ然とれません!
洗剤などで擦っても、なかなかとれません!
なので、汚れが落ちてもよい場所で行うか、汚れが落ちないように下からウェスで汚れを受け止めながら行いましょう。
ポイント②
パーツクリーナーのスプレーノズルの先端は、曲げておくことをオススメします。
こうすることで、下に噴射するようになるため、作業がしやすくなります。
また、スプレーを最後まで使い切りやすくなるようです。
スプレーノズルは指で簡単に曲げられるため、是非やってみて下さい。
洗浄後はオイルを注油しよう
パーツクリーナーで洗浄することで、汚れが落ち綺麗になりました。
最後に乾いてから、オイルを注油して仕上げです。
私はロードバイクには、画像のフィニッシュラインのドライタイプのオイルを使用しています。
ドライタイプのオイルであれば、頻繁な注油が必要にはなりますが、ウェットタイプのオイルに比べて、圧倒的に汚れにくくなります。
これにて、一連の作業終了です!
パーツクリーナーを使えば、簡単で手軽に作業出来ます。早ければ10分程度で完了できますので。
パーツクリーナーを使うメリットとデメリット
ここからは、メリットとデメリットについてです。
今回紹介したパーツクリーナーでのチェーン洗浄ですが、メリットとデメリットがあることを理解しておいて頂きたいです。
私は、このメリットとデメリットをわきまえた上で、パーツクリーナーでの洗浄とチェーンクリーナーなどを使用した洗浄の両方を交代で行っています。
メリット
- コスパの良さ
- 手軽さ
まず最大のメリットとしては、記事の冒頭にも書きましたがコスパの良さです。
チェーンクリーナーと比べると、圧倒的に安いコストで洗浄出来ます。
私のような、コスパを求める人間にとっては嬉しいですよね!
もう一つは手軽さです。
チェーンクリーナーを使う方法では、ブラシで擦ったり、その他にもフォーミングマルチなどを使うなど手間がかかります。
しかしパーツクリーナーを使用すれば、他にウェスがあれば完了です。
作業時間も大幅に短縮できます。
デメリット
- チェーン内部の汚れは落ちにくい
パーツクリーナーは速乾性です。
そのため、チェーンクリーナーでの洗浄のようにブラシで擦る作業が出来ません。ブラシで擦っている間に乾いてしまいますからね。
そのため表面の汚れは落ちるのですが、チェーンリンクの間の汚れは落ちにくいです。
実際、パーツクリーナーで見た目は綺麗になったチェーンでも、チェーンをつまんで動かしてみると、まだ中ではザラザラした音がします。
これは、内部の汚れが落ちていない証拠です。
この内部汚れが蓄積していくと、チェーンの摩耗を早め、寿命を短くしてしまう可能性があります。また、チェーンの抵抗も増えてしまうでしょう。
パーツクリーナーとチェーンクリーナーの併用がオススメ
以上のように、パーツクリーナーを使用したチェーン洗浄には、メリットとデメリットがあります。
そのため、私はパーツクリーナーとチェーンクリーナーの両方を併用しています。
しっかりと決めてはいませんが、チェーンクリーナーは年に2回から3回程度使っています。その間は、パーツクリーナーで済ませるという感じです。
また、パーツクリーナーでチェーン周りを洗浄して、その後に車体全体を水を使って洗車することもよく行います。
チェーン周りが油で汚れていると、フレームを洗っている時に、油汚れがフレームについてしまったりするんですよねw(゚Д゚)w
そうなるのを防ぐために、あらかじめパーツクリーナーでチェーン周りの汚れを落としておくと、水洗い洗車が快適に行えます。
まとめ
パーツクリーナーを使用したチェーン洗浄について、私が行っている方法をまとめました。
もちろん、理想は毎回チェーンクリーナーを使うことです!(笑)
しかし、パーツクリーナーにはコスパの良さと手軽さというデメリットがあります。
私のように完璧を求め過ぎず、コスパも良い方法を望む方にとっては、チェーン洗浄にパーツクリーナーを使うこともオススメです!