先日、9年以上乗っている通勤用クロスバイクのフロントシフトチェンジが、急に効かなくなってしまったんですよ。
何気なくシフトケーブルを確認してみると・・・
なんじゃこりゃ!
アウターケーブル、バッキバキでした!(笑)
そりゃそうですよね、9年以上も交換してないんですから。
むしろよく持ちこたえてくれたと、感謝するべきですよね!
というわけで、素人の僕が自力でフロントシフトケーブル(インナー&アウター)の交換をしてみました。
結論から申し上げると、ケーブルを固定するところまでは作業時間30分程度で出来ました。
が、・・・フロントディレイラーの調整が難しく、少し時間が掛かってしまいました。
苦労しましたが何とかシフトも決まるようになり一安心です(^^♪
用意したもの
今回用意したものはこちらです。
まず画像左のシフトインナーケーブルですが、こちらはシマノのものになります。
シマノ製品のケーブルはステンレス製のため、錆びにくいのが特徴です。
ケーブルは錆びてしまうと劣化が早く、また円滑な切り替えを阻害してしまうため、錆びにくいというのは、かなり重要になるかと思います。
続いて、アウターケーブルは「ジャグワイヤー」のケーブルを使用しました。
以前ブレーキケーブルを交換した際にジャグワイヤーのアウターケーブルを使用したのですが、安価ですが品質も良かったので、今回もシフト用のアウターケーブルに使用させて頂きました。
僕は今回はホワイトを使いましたが、カラーも5色から選べます。
ワイヤーカッターはブレーキケーブルを交換した際に購入したものです。
ワイヤーカッターは100均にもあるようですが、僕はもう少し良いものの購入をオススメします。
以前、別件で100均のものも使ったことがあるのですが、切れにくい上に断面がバラバラになりやすかったんです。
ワイヤーは切断した断面がスパっと切れていないと、その後の作業に影響が出たりするので、しっかり切れるものを購入しないと安物買いの銭失いになってしまいます。
このワイヤーカッターは、値段もそれほど高くなく、ブレーキケーブル交換の際に使用したのですが、切れ味も良かったのでオススメです。
フロントシフトケーブル交換手順
僕のクロスバイクのコンポーネントは、シマノのALTUSです。
今回僕が行った、フロントシフトケーブルの実際の交換手順を記載します。
あくまで僕は素人ですので、詳しい方からしたら手順が違う部分があるかもしれません。
しかし、一応この手順で問題なく交換できることが確認出来ていますので、僕と同じ初心者の方の交換の参考になれば幸いです。
古いケーブルの取り外し
まずは古いケーブルを取り外しましょう。
ケーブルカッターを使って、古いケーブルをエンドキャップのところで切断しましょう。
次にシフターのネジを回して蓋を取り外します。
シフター内部が見える状態になると、シフトケーブルのタイコが見えますので、それを引っ張りケーブルを抜き取ります。
これにて、古いケーブルの抜き取り作業は完了です。
新しいアウターケーブルの作成
次に新しいアウターケーブルを作成します。
アウターケーブルは変えない方は、この工程は飛ばします。
新しいアウターケーブルは長いので、長さを切って調整します。
今まで使っていて問題ない方は、新しいケーブルも同じ長さで切断しましょう。
アウターケーブルの切断面は、少し潰れているので千枚通しなどで穴を整えます。
僕は丁度良いものがなかったので、古いケーブルを突っ込んでグリグリする荒業を使いました(;'∀')
アウターケーブルに付属しているキャップを両端につけて完成です。
次にインナーケーブルにグリスを塗ります。
本当はケーブル専用のグリスを使った方が良いです。
しかし、シマノのケーブルグリスは高いんですよね・・・
なので、僕は普通のグリスを使ってケーブルに塗りました。
ここまで出来れば、新しいケーブルを装着する準備が出来ました。
新しいケーブル(インナー、アウター)を通す
いよいよ新しいケーブルを装着します。
インナーケーブルはシフター側から通します。シフターを通過したら、アウターケーブルを通して、フレームの固定部を通過します。
ここまできたら、インナーケーブルの初期伸びを考慮して、ケーブルを手で少し引っ張っておきましょう。
シートチューブ下部にシフトケーブルが通過する部分があるので、そこを通過してフロントディレイラーへ。もともとついていたように通していきましょう。
ケーブルの固定
ケーブル固定の前に、シフター側のアジャストボルトを調整しておきましょう。
中間くらいの締め具合にしておき、後から調整が効く状態にしておきます。
そうしておかないと、後からフロントディレイラーの調整が出来なくなってしまうことがあります。
アジャストボルトを調整したら、少し引っ張りながら固定します。
固定したら、インナーケーブルをペダリングで干渉しない長さで切断し、エンドキャップを取り付けて交換作業は完了です。
お疲れさまでした~、と言いたいところですが、僕の場合はここからのほうが大変でした。
フロントディレイラーの調整
ここがですね~、僕のような初心者にはやっかいなところなんですよね。
リヤディレイラーの調整も時々自分でやってみたりするのですが、いつも難しく難航するんですよ。
フロントディレイラーの調整は今回が初めてだったのですが、予想通り難儀でした。
いろいろサイトやメンテナンス本を参考にしてみたのですが、いまいち上手くいかず、
最終的にやっぱり頼りになるのは、シマノの公式のマニュアルでした。
マニュアルの通りにやっていったら、なんとかシフトが決まるようになってくれました。
そちらの画像を載せておきます。
マニュアルの前ページはこちらの公式サイトから確認出来ます。
(今回使用させて頂いたのは、GN001の49ページからです。)
まとめ
フロントシフトケーブルの交換自体は、素人の僕でも問題なく出来ました。
予想はしていたのですが、その後のフロントディレイラーとワイヤーの張り具合の調整が難しかったです。
しかし、難しい作業をなんとか終えて、しっかりシフトが決まるようになった今は、自分のメンテナンスレベルが僅かながらですが、上がったような達成感があります。
是非皆さんも、フロントシフトケーブルの交換にチャレンジしてみて下さい。
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